ケイマンゴルフとは？！日本のどこで出来るの？

「ケイマンゴルフ」

聞きなれない言葉であるとは思いますが、ケイマンゴルフもゴルフの一種です。

まあ、簡単に言えば「飛ばないボール」を使用してプレーするゴルフです。

ゴルフの帝王と言われているジャックニクラウスが発案したスポーツであることは有名な話です。

1990年代に普及し現在は衰退し始めているケイマンゴルフですが、まだまだプレーできるゴルフ場もありますし、気軽に楽しめるという点を考えるとむしろ現代に合っているスポーツではないかと思います。

ということで、今回はケイマンゴルフの説明をしたいと思います。

ケイマンゴルフを考えたジャック・ニクラウス

ケイマンゴルフのケイマンとは、カリブ海に浮かぶ島、ケイマン島のことです。
つまり、ケイマン島がケイマンゴルフ発祥の地ということですね。

ケイマンゴルフの大きな特徴は、ボールが飛ばないということですね。

飛ばないボールを使用してゴルフをプレーすることで、都市部など広い土地を確保できない場所でもゴルフを楽しむことができるわけです。

そして、このボールを設計・監修したのが20世紀最大のゴルファー・ゴルフの帝王と呼ばれたジャック・ニクラウスです。

“クラブやボールが進化し、誰でも飛ばすことができるようになるとゴルフの面白さが半減する”

このような思想からケイマンゴルフが開発されたのかもしれませんね。

ケイマンゴルフのルールとは？

ケイマンゴルフのルールについて気になりますが、基本的には通常のゴルフとルールは同じです。

基本的に違うのは、ボールだけ。

ゴルフボールの重量を通常の半分程度にして内部に発砲樹脂という素材を採用することで更に飛距離性能を落としています。

ケイマンゴルフのボールの大きさは、直径約4.2cmのケイマンボールの重さは約26gです

このような軽くて飛ばないボールを使用することで基本的には飛距離が半分になります。

ケイマンゴルフ　飛ばないのは悪いことだけじゃない

“飛ばし”はゴルフの醍醐味の1つであり、飛ばないゴルフというのは何だか物足りないようなイメージがあります。

確かに、ショットの飛距離が半分になれば爽快感は減るような気もします。
このようなイメージがケイマンゴルフ衰退の原因かもしれません。

ただ、飛距離が半分になることは決して悪いことだけではありません。

大きなメリットは、狭い土地でもケイマンゴルフ場なら運営は可能であるということです。
通常のゴルフ場よりは運営コストを下げることもできます。

ケイマンゴルフ場は地方自治体が運営しているパターンが多いのはこのような運営コストがかからないという点が大きいのではないかと思われます。

地方自治体が運営するということは、安くプレーができる可能性があり、プレーヤーにとってのメリットとなります。

また、飛距離が半分になることは飛距離の差が少なくなるということでもあり、飛ぶ人と飛ばない人の差がなくなるというのもケイマンゴルフの魅力です。

飛距離の差がなくなれば、老若男女が同じ条件で楽しむことができますからね。

メリットもあれば、デメリットもある　現在は衰退しているケイマンゴルフ

ケイマンゴルフは、プレーヤーの飛距離を半分にできることから広大な土地が少ない日本という土地柄に適しているとされ、1990年代に普及しました。

しかし、やはり通常のゴルフと比べると打感や爽快感は今一つであるという理由から、現在国内でケイマンゴルフをプレーできる施設はほとんどありません。

個人的な感想としては、ゴルフよりもハードルが低く、安い料金で気軽にプレーできるという大きなメリットは現代の日本の状況にマッチしているのではないかと考えます。

もしかしたら、これから日本で普及する可能性は十分あると思います。

数少ない？ケイマンゴルフを楽しめる場所はココ！

ケイマンゴルフを楽しむことができる施設は少ないですが、まだまだあります。
地方自治体が運営しているというパターンが多いようですね。

吉岡町緑地運動公園　【群馬県】

群馬県の吉岡町緑地運動公園にあるケイマンゴルフ場です。
9Hで1447ヤードと距離がある本格的なゴルフ場で戦略性もあり、しっかりとしたゴルフコースです。

オススメは、お得パック券。
ゴルフと温泉を楽しむことができ、且つ食事券がついて2700円とかなりお得なパックです。

久山町　ケイマンゴルフ場　【福岡県】

九州では唯一のケイマンゴルフ場です。
福岡県の久山町にある施設です。

1ラウンド800円でプレーできるというのも大きな魅力です。
通常のゴルフの3分の1程度の価格ですからね。

緩やかでフラットなコースレイアウトですから老若男女が楽しめるケイマンゴルフ場です。

養老パークゴルフ場　【岐阜県】

岐阜県養老郡養老町にあるケイマンゴルフ場です。
全6ホール、パー24と規模としては大きくありませんが、雄大な自然を楽しむことができます。

平日、1100円、土日祝日1540円とやはりリーズナブルな価格でプレーできます。
公園内にはこどもの国、テニスコート、パターゴルフなど様々な施設がありますから家族で楽しむことができますね。

 

まとめ

ケイマンゴルフ。
現在は、衰退しているようですが、コストパフォーマンスなどを考えるとこれから流行る可能性も十分あるスポーツです。

飛距離が半分になるだけで、他のルールは通常のゴルフと同じですから、ゴルフをやったことがある人ならハマると思いますよ。

老若男女が楽しめるのもケイマンゴルフの魅力。

家族旅行の行き先に選ぶのもアリかもしれませんよ。